「ブラックペアン」の意味と由来【隠された秘密とは?】ドラマの結末に関係が!

「ブラックペアン」の意味と由来【隠された秘密とは?】ドラマの結末に関係が!

2018年4月から始まる日曜劇場ドラマ「ブラックペアン」ですが、
タイトルの「ブラックペアン」には深い意味が込められています。

 

この記事では、「ブラックペアン」の意味を名前の由来やドラマの結末の鍵となりうるエピソードも含めて解説していきたいと思います。

 

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ブラックペアンの意味とは?

まずブラックペアンのそもそもの意味ですが、直訳すると「黒いペアン」という意味になります。

 

この「ペアン」が何なのかということですが、
「ペアン鉗子(かんし)」という医療器具で、手術の際に止血したりするのに使用されます。

 

鉗子にはペアン鉗子以外にも
・ケリー鉗子
・コッヘル鉗子
・モスキート鉗子
・アリス鉗子
・マギール鉗子
・産科鉗子
・遮断鉗子

など、さまざまな種類があり、それぞれの目的に応じて物を掴んだり牽引したりするのに用いられます。

 

こうした説明だけではピンとこない人も多いと思うので、ペアン鉗子の写真を見てみます。

 

引用元:https://www.kango-roo.com

 

これがペアン鉗子です。

 

写真を見れば「これのことだったんだ!」とピンと来る人も多いのではないでしょうか?

 

ちなみにこちらは「ブラックペアン」の原作本の表紙です。

 

 

黒いペアンが描かれていますよね。

 

これがブラックペアンということになります。

 

なぜ「黒のペアン」というのを題名にしたのか、物語でブラックペアンはどういった役割を果たすのかといったことについてはこの記事の後半で述べていきます。

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その前に、ペアン鉗子についてもう少し掘り下げていきたいと思います。

 

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ペアン鉗子が誕生したきっかけと由来

ペアン鉗子が生まれたのは19世紀のことでした。

 

ペアン鉗子という名前はフランスの外科医、ジュール=エミール・ペアンに由来します。

 

100年以上も前から現代に受け継がれている医療器具なんですね。

 

ちなみに19世紀はフランスの医療、とりわけ外科医療が急激に発達した世紀でもありました。

 

というのも、フランスでは1815年までナポレオン戦争が行われており、
より多くの集団に対して医療が必要となっていたのです。

 

そのため、それまで区別されていた外科と内科が統合され、
外科的手法が医学全体に広まるようになりました。

 

そんな時代に生まれたペアンはパリ大学で医学を学んだ後勤務医となった人物で、
膵臓の摘出、子宮腫瘍の摘出に初めて成功した外科医として医学史に名前が刻まれています。

 

彼がペアン鉗子を開発したのは、当時の外科手術の実状を変えるためでした。

 

当時の外科手術は時代の流れとともにより深層部に切り込むことが多くなっており、動脈を切る回数が増えていたため、
手術によって大量の出血をさせてしまいわけがわからなくなってしまう外科医もいたのだとか。

 

手術によって出血をさせてしまうことは外科医にとっては一番大きな問題ですから、ペアンはこの実情をなんとかしなければと考えていたのです。

 

そこで、フランスの器械メーカーが開発した異物感しを改良し、止血鉗子として開発されたのがペアン鉗子だったのです。

 

ペアン鉗子が開発されたことによって動脈からの出血をしっかりと止めつつ、動脈を一本ずつ結び止血することができるようになったほか、
現代の医療における止血方法の基礎ともなりました。

 

ちなみに開発された当時、ペアンと同じく問題にぶつかっていた他の医師や加工を担当した器械メーカーとの間で、
「発明した器械に誰の名前をつけるか」ということでもめていたそうです。

 

結局は「ペアン鉗子」と名付けられているのでこの争い自体にはペアンが勝ったことになりますが、
ペアン以外に外科の問題に取り組んでいた医師、そして開発を手助けしたメーカーも、
ペアンと同様に称えなければいけない人たちなのかもしれませんね。

 

このペアン鉗子の由来・誕生の歴史については諸説あるそうですが、
一般的にはこの歴史が語られることが多いのだそうです。

 

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ブラックペアンは物語の結末の鍵を握る?*ネタバレ

それでは本題に戻り、物語における「ブラックペアン」とは何なのかということについて見ていきます。

 

ここから先は思いっきり結末ネタバレが含まれているので、知りたくない方は絶対に閲覧しないでください!

 

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まず結論から言うと、物語における「ブラックペアン」とは患者さんの腹部の中に残されたものだったのです。

 

そして、佐伯外科の頂点に君臨する佐伯清剛が使用する手術器具でもあります。

 

この患者は20年前に佐伯清剛(ドラマでは内野聖陽)が手術した患者で、手術の際に止血が不可能になり、佐伯のペアンで止血したまま腹部が閉じられていたのです。

 

このことを患者に説明しても理解が得られないと判断した佐伯は、腹部にペアンを残したことを隠蔽します。

 

その後、渡海征司郎の父である渡海一郎は緊急で外来にやってきたこの患者を診察し、腹部にペアンが残されていることを発見します。

 

渡海一郎は佐伯がペアンを残した際の事情など知りません。

 

渡海一郎はこのペアンを取り除く手術をしようと試みるも、佐伯や渡海の上司ら隠蔽している側の制止によって手術の許可を得ることができませんでした。

 

それでも手術をしたかった渡海一郎は手術をしようと直訴するものの、
結局受け入れられず別の病院に飛ばされてしまうことになります。

 

渡海征司郎は父の無念を晴らすため、この患者を探し出しブラックペアンを取り除く手術を計画していたのです。

 

渡海は佐伯が不在の間を狙って手術を行い、その後知らせを聞いた佐伯が渡海を制止しようとするも渡海は聞き入れず、そのまま手術を開始します。

 

しかし渡海がブラックペアンを腹部から取り出すと出血が始まり、出血が止まらなくなります。

 

その後ヘリを使って決死の思いで戻ってきた佐伯は、渡海に
「ペアンを残したのはやむをえない意図的なものだったこと」
「飛ばされた渡海の父・一郎は自分が呼び戻そうとしたものの一郎が断ったこと」
など、過去の全ての真相を征司郎に告げます。

 

そしてブラックペアンは再び患者の腹部の中に戻され止血され、そのまま腹部が閉じられていきます。

 

渡海一郎や息子の征司郎は何も事情を知らず、佐伯が医療ミスによって残したものだと思い取り除こうとしていたわけですね。

 

また、佐伯があえて黒いペアンを腹部に残していたのにも意味がありました。

 

佐伯が使用するブラックペアンは特注のカーボン製のペアンで、レントゲンに写らず火葬されると一緒に燃えるようにできていたのです。

 

佐伯は腹部に残したもの以外にもブラックペアンを所持していたわけですが、
それは二度と同じことを繰り返さないように自分への戒めとして持っていたもので、再びブラックペアンを使用した時には佐伯は外科医をやめる覚悟を決めていたのです。

 

全ての真相を知った渡海征司郎は手術の責任を取って病院を辞め、その後消息を絶ち「ブラックペアン」の物語は結末を迎えます。

 

佐伯も「神の手」の異名を持つほどの天才外科医ですから、その佐伯ですら手に負えずブラックペアンを残さざるをえなかったことを征司郎は理解したのかもしれません。

 

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ブラックペアンの意味・まとめ

というわけでブラックペアンの意味をまとめると、

・直訳すると「黒いペアン鉗子」
・物語では佐伯が止むを得ず患者の体内に残したものだった
・カーボン製のためレントゲンには映らず火葬されても燃える
・佐伯が自らの戒めのためにも持っていたもの

 

となります。

 

また、物語で直接語られる意味以外にも、「ブラック」という言葉のイメージからして、
「開けてはならないパンドラの箱」といった意味合いにも捉えることができますね。

 

このパンドラの箱を開けたことで渡海征司郎は病院を去っていくという結末を迎えるわけですからね。

 

この結末までの物語がドラマ「ブラックペアン」ではどのように描かれるのか、非常に楽しみであります。

 

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