心不全前放散痛とは?【メカニズムや特徴、痛みが生じる場所】

心不全前放散痛とは?【メカニズムや特徴、痛みが生じる場所】

 

名俳優の大杉漣さんが亡くなられて芸能界に衝撃が走っていますが、
大杉漣さんは亡くなられた原因である心不全を引き起こす前、
「心不全前放散痛」という症状に見舞われていた可能性が高いことが明らかになりました。

 

心不全前放散痛とはどのような症状なのか、
メカニズムや特徴、痛みが生じる場所などについて見ていきます。

 

心不全前放散痛とは心不全の前兆の一つ

心臓の機能が生きるために不可欠なものであることはほとんどの人がわかっていると思いますが、
その具体的な機能については以外と知らない人もいるかもしれません。

 

そこでまずは心臓とはどのような働きをしている臓器なのかということですが、
心臓は全身に血液を送るポンプのような働きをしている臓器で、
全身の臓器に血液が行き渡ることにより私たちは生きていられるのです。

 

心不全はそのポンプ機能が低下し十分な血液を送ることができなくなった状態のこと。

 

心不全とは、心臓のポンプとしての働きが低下して、全身の臓器に必要な血液量を送ることができなくなった状態をいいます。
心不全は一つの疾患ではありません。心臓のさまざまな疾患(虚血性心疾患、心筋症、弁膜症など)が最終的に至る症候群を意味します。
心臓のポンプ機能が低下すると、心臓だけでなく全身にいろいろな症状が現れます。

出典: www.jhf.or.jp

 

心不全にも様々な疾患があることは引用にも書かれていますが、
大杉漣さんを襲ったのは「急性心不全」という心不全になります。

 

一般的な心不全の前兆としては、同期、息切れ、むくみ、呼吸困難、脱力感、冷感、食欲不振などがあるそうですが、
大杉漣さんの場合は直前に腹痛を訴えていたと言います。

 

これは「心不全前放散痛」という名の前兆なのだとか。

 

放散痛というのは病気に直接関わる部位とはかけ離れた場所に痛みが生じること。

 

大杉漣さんの場合「心臓」の病気であるにもかかわらず「腹部」という心臓とは離れた場所に痛みが生じたことから
「心不全前放散痛だった」ということになります。

 

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心不全前放散痛の特徴やメカニズム・現れる場所は?

放散痛が現れる場所としては、例えば心疾患の場合、
肩や背中、歯などにも現れることがあるのだそうです。

 

普通歯に痛みが生じれば「虫歯が悪化したのかな?」ぐらいにしか思いませんが、
それが心不全前放散痛である可能性があると思うと恐ろしいですね。

 

よく放散痛と混同して使われる症状として「関連痛」という症状がありますが、
関連痛とは「脳が勘違いをして痛みを発症させる痛み」のこと。

 

放散痛は脳が勘違いをしていたみを生じさせているのではなく、
原因となっている病気の部位が「痛みを放出している」状態のことを言うのだそうです。

 

その放出された痛みをたどっていくことで

原因となっている病気にたどり着くということですね。

 

つまり心不全前放散痛ですと、心不全によって心臓が痛みを心臓とは離れた場所に放出しているということになるのです。

 

 

心不全前放散痛の怖いところは何と言っても「それが心不全の前兆だと気づかない」ことです。

 

お腹や歯が急に痛くなってそれが「心不全の前兆かも」と気づくのはかなり難しいのではないでしょうか?

 

放散痛は抹消神経が圧迫されることにより抹消神経に沿って広がっていくものですが、

直接的な原因が周辺にないためにそれが放散痛だとは認識しづらいからです。

 

万が一「違和感のある痛み」を感じた時には心不全前放散痛あるいは何かの病気のサインかもしれませんし、
自分にそのような症状が出た時には周りにいる人に痛みを訴える、

もしくは周りに痛みを訴えている人がいれば病院に連れて行ったり救急車を呼んであげるということを意識した方がいいかもしれません。

 

ではどのようにして放散痛を予防すればいいかというと、

「放散痛」そのものは病気の症状であるため、「放散痛を予防する」というよりは

「その原因となっている病気を予防するという表現が正しいですね。

 

心不全前放散痛の場合ですと、「心臓の病気をどのようにして予防していくか」ということが重要になってきます。

 

心臓の病気を呼ぼうせ得るためには、 日々の生活習慣の見直しや定期検診を行っていくといったことが大切になってきます。

 

もちろんそれだけで確実に予防できるわけではありませんが、
食生活の改善、運動、ストレスの軽減など普段の生活でできることをやっていくことで
心不全になる可能性を少しでも下げていくことが重要ですね。

 

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まとめ

大杉漣さんが亡くなる前の症状として訴えていた心不全前放散痛のメカニズムや特徴、痛みが生じる場所について見ていました。

 

心不全は日本人が亡くなる病気の中でもとりわけ多い病気でもあるので、
健康面や生活習慣などの面で少しでも不安がある場合には気をつけていきたいところです。

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